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立場憑依

自分が気になる女性の身体になりたい...と考えた人間は多いだろう.
テレビに映るアイドルの姿を見て,彼女が感じている全てを知りたいと思ったことは数えきれない.

アパートに暮らす男子大学生である雄一はアイドル達が出てくる番組を見ながら思った.テレビの中ではとあるユニットである美少女達が仲睦まじくトークをする姿が見れる.
時たま密着してじゃれ合う姿はとても愛らしく,彼女たちの魅力がより引き出されている.普通の人なら彼女達と付き合いたいなどと思うのだろうが雄一は違った.




あの中の一人になって,抱き着いた時の感触,匂いなどを感じたい...

その思いは日に日に強くなる.しかし,現実には只の大学生である雄一にはどうすることもできなく,日々妄想で自分を慰めている.
今日もインターネットを使いそういったネタを探していた.

色々なサイトを巡っていくうちに誤って怪しげなサイトにアクセスしてしまったが,そこに書いてある内容は雄一が求めていたモノだった.

『憑依薬』

これを飲むことで自分の魂を幽体離脱させることができ第三者へと憑依することができる...と書かれており,かなり値段が高かったが藁にも縋る雄一は購入を決断した.
これが本当であるなら,普段から考えていた妄想を実行することができる.


「ほ、本当だったのか...!?」

数日後,俺の目の前には先ほど届いた箱が置いてあり,差出人は例の怪しいサイトだった.
恐る恐る開封すると,箱の中には瓶が入っており錠剤が複数入っていることが確認できた.瓶の他に入っている注意書きを読むと,一回の使用量と効果時間が書かれている.
注意書きを読み終えた雄一はテレビを付ける.放送されているのは例の番組である.アイドル達が仲良さそうにトークしている.
今までは妄想するだけだった...しかし薬を手に入れた雄一には実行することができる.ネットで芸能事務所の住所を調べると計画を練った.





とある芸能事務所には収録を終え,楽屋に戻り楽しそうに会話をしているアイドル達の姿があった.
バラエティ番組などに幅広く活躍をする輿水幸子,白坂小梅,星輝子の3人グループと小早川紗枝,姫川友紀の姿があった.

幸子を中心にして同じ背丈の小梅,輝子の3人グループはそれぞれ強烈な個性があり人気が出ている.
紗枝と友紀も幸子と他番組でゲストチームを組んでおり,最年少の幸子を紗枝と友紀がそれぞれお姉さんとして接することで人気が出ている.

5人は先ほどの収録の感想を語っている.中心で語るのは幸子であり,幸子の発言に茶々を入れたりするのは友紀や紗枝である.
小梅と輝子はそれぞれマイペースに過ごし,時たま発言をしては幸子や友紀にツッコミを入れられている.
楽屋の中でも笑顔が絶えない非常に仲睦まじい5人であった.

そんな中,部屋の隅に座りこむ輝子はマイペースに親友のキノコを眺めてはフヒヒ...と笑っている.そんな輝子の後ろには人魂が浮かんでいる.
人魂は身体?を震わせると恐る恐るといった感じで輝子の背中へと近づいていく.人魂が輝子の背中へ触れた瞬間,輝子は目を見開き口は半開きになる.人魂が入っていくにつれ輝子の目は段々と閉じていき,人魂が入りきると輝子は寝ているかのように穏やかな顔になった.

「んっ...成功したか?」

目を開いた輝子は顔に手を当てると目を擦る.段々と鮮明になる視界には植木鉢に入ったキノコとむき出しになった太ももが見えた.
顔に当てていた手は自然に太ももに伸び,視線は下の方へ向く.視界に入ってくるのは首元が緩んだ衣装であり,先ほどのバラエティー番組での衣装である.
緩んだ首元から見えるのはささやかな胸であり,手に感じられるのはすべすべとした柔らかな太ももであった.

「ど,どうしたの?輝子ちゃん」

そう声をかけてくるのは小梅だった.部屋の隅で固まっている輝子が気になったのか不安そうな表情である.

「フ,フヒッ...リア充濃度が強すぎて...親友と見つめ合ってたんだよ...フヒヒ」

「そ,そうなんだ」

納得がいったのか笑顔に戻った小梅は幸子の方へと向き直った.

「あ,あぶねぇ...見られていたか」

小声でそう呟く輝子だった.普段と様子が異なり親友であるキノコより自分の太ももを触る事に夢中のようだ.

「本当だったんだなあの薬」

普段と全然違う口調と雰囲気を持った輝子...その身体を操作しているのは憑依薬を使った雄一だった.


憑依薬を飲むことで幽体離脱をおこなった雄一は人魂状態になり,芸能事務所へと侵入し事務所内を探索したところ,収録を終えた5人を見つけた.
5人の中で比較的なりすますことが可能であろう輝子を憑依の対象に選んだのは雄一の計画だ.
妄想の中で鍛えたなりすましは何とか成功し,輝子に憑依したことはバレなかった.

自分の身体ではなく,華奢な身体をした少女の身体は全身が柔らかく良い匂いがする.俯くときめ細やかなロングヘアーが視界を覆う.
どれも雄一本来の身体では味わえなかった感覚である.口から出てくる声も透き通った可愛らしい声であり,自然と周囲に庇護欲を感じさせる.

「どうしましたか?輝子さん.もしかしてボクの可愛さに見惚れていましたか...ボクにかかればこれくらい余裕ですね」

「幸子はん...」

「幸子ちゃんは変わらないねー」

ドヤ顔で語る幸子にあきれていたような表情を浮かべる紗枝と友紀.

「も,もしかしてさっきの収録で疲れちゃった?」

心配そうな視線が4人から輝子に向けられる.

「フ,フヒヒ...収録が終わって,き,気が抜けた,だけだ.」

輝子は少し照れた表情で答える.

「輝子ちゃん,幸子ちゃんの扱いに困ったらあたしに言うんだよー」

友紀は輝子に近づくと抱き着き頭をなでる.輝子の腕には友紀の柔らかな胸が当たっているが,同性であるためか友紀は気にする様子がない.輝子には友紀の良い匂いが感じられた.

「な!友紀さん!それは聞き捨てなりませんよ!」

楽屋には笑い声が響き渡る.このようなやり取りがあるのも普段の5人の仲の良さがあるからだろう.

その5人の中に1人別人が紛れ込んでいることに気付かないまま...
輝子の中に入っている雄一は,普段輝子が感じている全てを味わっていた.
年齢,性別,見知らぬ他人である雄一に対してこのような態度で彼女たちが接することなど決してありえないだろう.
しかし,今は雄一は男子大学生の身体ではなくアイドルの星輝子本人の身体である.他の4人は普段輝子に接するように,笑顔でスキンシップを取る.
本人の身体に憑依することで得られた優越感に雄一は浸っていた.

「あっそろそろ時間ですね.着替えてプロデューサーさんのところへ行きましょうか」

幸子がそう提案すると,各々が着替えを開始する.同性しかいない部屋なので着替えを隠すようなことはない.
下着姿で会話するアイドルの姿を横目に見ている雄一は,輝子の荷物から着替えを取り出す.テレビで見るような衣装と違い生活感のある服であった.
衣装を脱ぐとスレンダーながらも少女の丸みを帯びた身体が見て取れる.その場で触りたい衝動に駆られた雄一だったがこれ以上怪しまれると後の行動に支障が出ると思い素直に着替える.
本来の身体だと絶対着れない可愛らしい少女趣味の服を着ると楽屋に備え付けてある鏡を見る.
そこには日常姿の輝子が映っている,雄一の感情が出ているのか少し照れくさい表情だ.

「行きますよ輝子さん!」

先に着替えが終わった幸子は輝子に声をかけると扉に手をかける.他の3人は先に着替えて楽屋の外で待っているようだ.

「ま、待たせたね幸子ちゃん...」

「フフーン,待っているボクも可愛いですからね!」

幸子の後に続き楽屋を出る.楽屋を出る前に浮かべた表情は本来の輝子とは違いこれからの出来事に期待を寄せている雄一の表情だった.

楽屋からプロデューサーの部屋へと向かっている5人.それぞれ個性的な魅力あふれるアイドル達であり,道中で出会う男性スタッフ達は魅力的な彼女達を見て相好を崩している.
すれ違った後,スタッフの間では彼女達の魅力について語り合っている.

「彼女達の笑顔は見ていると元気になるな」

「仲が良いのが伝わってくるし,トークも面白いし頼りになる娘達だよ」

振り向いたスタッフの視線の先には,仲良く歩いているアイドル達.だがその中には性別の異なる男が混じっていた.
話を振られるたびに曖昧な返事をしているが,本来の彼女の性格からか周囲には違和感を感じられていない.
しかし,目線だけは周りの4人の身体を味わうように動いている.

『それにしてもこの娘の身体は小さいな…』

雄一の身体の身長は成人男性の平均であり,15歳の少女である輝子の身長は142cmと小柄である.
目線も低くなり,歩幅も狭く普段の感覚とは違うため遠目から見ると少し違和感のある歩き方になっていた.

そうしているうちに目的の場所に着いたのか部屋をノックして入っていく.
ここの芸能事務所には男性プロデューサーや女性プロデューサーが居り,彼女たちの担当プロデューサーは男性である.部屋の中は多数のアイドルが過ごしているからなのか非常に良い匂いが感じられた.

「ふふーん.カワイイぼくが戻ってきましたよ!」

「あっ,幸子ちゃん」

真っ先に部屋に入った幸子に反応したのは十時愛梨だった.ソファーに座りクッションを抱いてこちらに振り返る愛梨,胸元がルーズな服装であるためか大きな胸が弾んでいるのが見える.
他にも数人か部屋の中で各々過ごしている.

今回の収録で自分がどれだけ活躍したかを語る幸子達から離れ部屋の中を見回す輝子.小梅も集団から離れ,部屋の隅で本を読んでいる神崎蘭子が気になったのか後ろから近づいていった.

普段テレビで見ているアイドル達の素顔を改めて見ることができ,輝子は感激に浸っていた.

「輝子ちゃん,どうしたの?」

固まっている輝子が気になったのか声をかけてくる愛梨.

「あっ,え,ええっと…」

目の前にいつのまにか来ていた愛梨は前かがみになり輝子の顔を覗き込んでいる.膝に手を当て覗き込む態勢になっており,輝子の視界には愛梨の胸が強調されている.
胸元からこぼれそうになっているが普段から無頓着である愛梨は同性である輝子であるため気にしていない.

「元気ないみたいですね~.…えいっ!」

「輝子ちゃんに愛梨特性の元気の出るまじないをしてあげますねぇ」

急に愛梨に抱き着かれ固まってしまった輝子.輝子の脳内には身体に当たる柔らかいものと愛梨から香る匂いしかなく,口から出てくるのは言葉にならない音だけだった.
少し汗の匂いもするが,お菓子作りが趣味である愛梨からは甘い匂いがする.
手を動かすと触れる部分はすべて柔らかい.輝子の手は自然と顔に当たる愛梨の胸へと伸びていった.
手に伝わる感触はより柔らかく,輝子の小さな手のひらには収まらないほどの大きさである.胸を触られても同性であり年下の少女であるためか気にしていないようだ.

「あ,愛梨ちゃん…」

「ふう,熱くなってきちゃいました」

愛梨は輝子から離れると胸元を広げ風を送り込んでいる.

「ちょーっと待ったー!愛梨ちゃん!」

「愛梨はん…そこまでどすえ」

二人に止められた愛梨から離れふらふらと歩く輝子.どの先には小梅と蘭子が話しているのが見える.どうやら小梅が蘭子に怪談話をしているようで蘭子は怖がっている.

「この事務所ではね…ドッペルゲンガーが…でるみたい…だよ…」

「こ,この間ね…レッスンしてた子が居たんだけど……レッスン部屋のドアから視線を感じたみ,みたいで…気になって…近づいてドアを開けたの…」

話が進むにつれ蘭子は耳を手で塞ぎ聞こえないようにしている.目も瞑っているのかプルプル震えている姿は非常に可愛らしい.

「そうするとね…ドアの向こうには誰も…いなかったの……周囲を見渡すと廊下の曲がり角を……通ってく人の後ろ姿が見えたみたいで…」

小梅は蘭子の後ろに回ると耳元に口を近づけ

「その後ろ姿は自分にそっくりだったんだって……」

その時短い悲鳴が蘭子から飛び出し,蘭子は小梅から離れるように輝子の後ろへ隠れる.

「あ…輝子ちゃん…」

「ふ,ふひ.さっきの話って本当…?」

「ほかにも…一緒にレッスンしてた子が…別の場所にいたり…目撃されてるみたいかも」

後ろにいる蘭子は余程ホラーが苦手だったのか輝子の肩を掴み震えている.輝子の首筋には蘭子の荒れた吐息が感じられる.





ふと時計を見るとそろそろ薬の効果が切れそうである.輝子は自然をよそい部屋を抜けトイレへ向かう.
今の身体の性別は女性であるため女子トイレに入る.都合の良いことに誰も利用していないようだ.

鏡に映るのは小柄な少女であり,雄一はこの少女の日常を感じる事ができた.

「今日はありがとう輝子ちゃん…ちょっと痩せ気味だからもっと栄養を取った方がいいよ…んっ…」

胸に手を当て最後まで楽しむ雄一.薬の効果が切れかけているのか段々と眠くなってくる.
個室に入り便器に腰かけ体重を預ける.

「次は別の娘になって君を楽しむことにするよ…」


次の瞬間,雄一の意識は本来の体へと戻っていた.筋肉質な身体,女性アイドルから遠い男性の肉体へと戻ってきた雄一だったが手元に視線を移すと例の薬がまだ残っていた.

雄一はテレビを点けると例のバラエティー番組を見始めた.そこには様々な魅力を持ったアイドル達が活躍している.この薬があれば彼女達を味わえるのだ…

「次は誰にするかな…」



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コメント

非公開コメント

本人っぽい演技がしやすそうな子を狙ったり、怪しまれないようすぐには身体探索をしなかったりと慎重派の主人公ですね。
続きが楽しみです。

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うわぁ、女に憑依して女の匂いを嗅ぐのは超私の好みです!エロすぎです!v-218v-10